STAAD.Pro 2023 Readme

原子力安全に関連する機能

STAAD.Proのインストールによって、拡張された機能がユーザーに提供されます。STAAD.Proは、原子力発電所のような最高水準の安全性を必要とするプロジェクトに対して使用できることが確認されています。そのため、 以下に示す主要な機能が"原子力安全に関連する機能"として定義されています。 QA&Rプログラムに署名したユーザーについては、クリティカルまたは重大度が高いと判断されたQA&Rの一部として供給されるSTAAD.Proのビルドのこれらのいずれかの機能で検出された重大な欠陥は、レポート要件に従って通知されます。

既定の軸系(Y上)でのSTAAD Analysis and Designエンジンの入力コマンドに基づく次の機能は、このソフトウェア製品の"原子力安全に関連する機能"と見なされます。

  1. 静的解析
    1. 1次弾性解析
    2. P-デルタ解析
    3. Direct解析
  2. 動的解析
  3. ノード、メンバー、プレート、およびソリッドに加えられる一般荷重の適用に関する機能
  4. ローカルの境界条件の適用に関する機能(メンバーリリース、オフセットなど)
  5. グローバル境界条件の適用に関する機能(固定、ピン拘束、一部拘束、ばねサポートなど)
  6. USコードに基づく次のような自動化された荷重生成機能
    1. ASCE 7による風荷重の生成
    2. UBC、IBC/ASCEに基づく地震荷重の生成
    3. IBC/ASCEに基づく応答スペクトル荷重の生成
    4. 移動荷重の生成

設計コード:

  1. コマンドファイルに基づく鋼構造設計コード:
    1. AISC 360
      1. 2005,
      2. 2010,
      3. 2016
    2. AISC ASD
      1. 9th Edition(1989)
    3. AISC LRFD
      1. 2nd Edition(1994)、
      2. 3rd Edition(2001)
    4. AISC N690
      1. 1984,
      2. 1994(補足S1およびS2付き)
    5. ASME NF3000
      1. 1974,
      2. 1977,
      3. 1989,
      4. 1998,
      5. 2004
    6. CSA S16
      1. 2009,
      2. 2014,
      3. 2019
  2. コマンドファイルに基づくコンクリート設計:
    1. ACI 318
      1. 1999,
      2. 2002,
      3. 2005,
      4. 2008,
      5. 2011

"原子力安全に関連する機能"は、STAAD Analysis & Designエンジンのみに限定されます。その他の機能(グラフィカルユーザーインターフェイスやAutoPipe、RAM Connection、RAM Conceptなどの外部アプリケーションにリンクするためのインターフェイスなど)は、製品およびプログラムの"原子力安全に関連する機能"と見なされません。